①ジェンダーゼミに入るために風俗を始める(^▽^)/

1月。大学生の私はゼミ決めをしていました。

私は、子どもの社会問題系のゼミに行くかジェンダー系のゼミに行くか迷っていた!

 

どちらの社会問題にも興味ある。私はもともと不登校。お父さん大っ嫌い。お母さんも大っ嫌い。だから、被虐待児とか不登校児とかの支援とかそういう問題に貢献できる卒論を書きたいなって思っていたの。

 

でも、その反面、前に一瞬だけ働いた夜の世界…水商売の世界での問題にも私は関心を持っていた!

 

夜!キャバ(5日でクビ)!ラウンジ(1か月で移籍)!スナック(2か月で飛ぶ)!

 

正直、文脈や空気を読んで、適度に笑い、適度に色目を使い、適度に灰皿を換え、少しの間に適度に客と連絡し、適度にグラスをおしぼりで拭きながら、また笑う、酒も作るし飲むというハイパーマルチタスク頭脳職が私には向いてなかった。

 

水の世界は意味が分からなかった。初めましての男性に何を話せばいいのか。何をしたら笑ってくれるのか。この無表情に意味はあるのか。何を言ったら笑ってくれるのか。私がブスだから、もっとかわいい子についてほしくて怒っているのか。

 

まあ、最後のひとつは真実だとおもうんだが。簡単に言うとバカだから向いていなかった。

 

でも、そこで会った女の子たち、中卒、18歳未満から働き続けている子、未成年飲酒してる子、この子たちに何かしてあげられることってないのかなって思ってた。そんな仕事しちゃダメ!」「親は何も言わないの!?生活保護受けなよ」と私は言いたくてたまらなかった。こんなくだらない仕事なんてしてないでもっと社会に貢献できる仕事しなよとか思ってた。もっといい仕事あるはずなのにここで油打ってる暇じゃないでしょ、勉強しに学校に入りなおしなよ、とかさ。

 

彼女たちの生きている世界や考え方を無視していたなあ。対して、仕事が上手にできないくせに、ニコニコもしない私のことを当時の同僚は本当に嫌いだったと思う。こうやって心の中で彼女らをみくだしていたこともバレていたんだろうな。

 

とまあ、私なりに上から目線ではあるが、夜の世界についていろいろ考えるところがあった。

 

だから、どっちのゼミに行くか迷ってたの。子ども系かジェンダー系か。

子ども系では不登校児、被虐待児として当事者だったから、ジェンダーでももう一度ちゃんと当事者になったら問題意識がはっきりして、卒論の進行も決まるかなと思ってた。

そしたら、どっちの問題が私にとってより介入したい問題か見えてくるはず。

 

だから、ジェンダーというか夜の社会問題について考えるために、水じゃなくて今度は風の世界に行ってみようとおもったんだ。

 

(^▽^)/

 

水で売れない子は風に行けばいいよなんて、昔から業界でよく言われることだしさ、「風俗堕ち」という言葉もあるから、風にはいきたくなかったんだけど。

まあ、私は水で売れないから仕方がない。会話ができないお地蔵さんの私には水は荷が重すぎる。でもまあ、お地蔵さんでも穴があれば風でもやっていけるやろ(^▽^)/

 

って思って風俗始めました(^▽^)/